アークイメージ炉

arc image furnace あーくいめーじろ

解説

アークイメージ炉とは、アーク放電によって生じる放射エネルギー(高密度の熱エネルギー束)を、楕円ミラーで小領域に集光させる光学装置のこと。
光源には高放射輝度のキセノンショートアークランプなどが使用され、集光点では高い温度で3,000℃に達する。(=arc heating)


<代表的用途例>

  • セラミックスの焼成、溶融
  •  熱衝撃テスト/シミュレーション
  • 新素材の温度特性評価
  • セラミックファイバーの熱処理
  • 超高温材料の酸化/揮散試験

ハロゲンランプを光源としたイメージ炉もある。フィラメントの形状によって、点集光型、線集光型があり、いずれもフィラメントから生じる放射エネルギーを楕円ミラーで小領域に集光させ、高温を生み出す。アークイメージ炉には及ばないが、点状、線上領域の加熱に用いられる。