蛍光高圧水銀ランプ(蛍光水銀ランプ)
high pressure mercury fluorescent lamp
けいこうこうあつすいぎんらんぷ(けいこうすいぎんらんぷ)
解説
蛍光高圧水銀ランプ(蛍光水銀ランプ)とは、外管(ガラス球)の内面に蛍光体を塗布した高圧水銀ランプのこと。
高圧水銀ランプの発光は、青白い光で赤色光が少ない。そのために、蛍光高圧水銀ランプでは、発光管から放射する紫外線(主波長365nm)を蛍光体によって赤色光(主波長620nm)に変換し光色や演色性を改善している。
現在では高圧水銀ランプより効率は10%向上し、平均演色性評価数Raも40以上となっている。
さらに、青緑色域の蛍光体や深赤色発光の蛍光体を加えて、Raを50程度に改善できる。
※蛍光高圧水銀ランプは、メタルハライドランプや高圧ナトリウムランプなどのHIDランプに比べ効率が低いが、高出力、寿命が長い、暖かみのある光色(色温度3,800~4,200K)、品種が多いなどの特長があり、道路、工場、公共施設、公園などの屋外照明や高天井屋内照明などに使われる。