モリブデン箔シール

molybdenum(thin) foil seal もりぶでんはくしーる

解説

モリブデン箔シールとは、主に放電ランプの導電部にモリブデン金属箔を使う封止方法のこと。モリブデンシール、箔シールと呼ぶこともある。

発光管(ガラス管)のシール部に導電部材としてモリブデン(Mo)の薄い箔を埋め込み、封止し、ガラスと金属の熱膨脹係数の差をMo箔の塑性変形で吸収している。導電部材から外部への熱の流出が少なく、水銀の蒸発の妨げにならないことから水銀を使っている超高圧水銀ランプ低圧水銀ランプなどで多く用いられる。また、500W程度以下のキセノンショートアークランプハロゲン電球でも採用されている。