固体光源
solid state light source
こたいこうげん
解説
固体光源とは、ある固体(物質)に電気などのエネルギーを供給し、励起されたときに物質特有の光放射をする固体デバイスのこと。
代表的なものに発光ダイオード(light emitting diode、LED)や半導体レーザ(laser diode、 LD)、有機EL(organic electro luminescence、OEL)がある。タングステン電球やハロゲン電球も広い意味で固体光源の一種といえる。
現在、世界規模で固体光源の研究が進められており、最も進歩のスピードが早い光源であると言われている。LEDは、日本で初めて開発されたGaN系半導体の高品質な結晶成長技術を基盤にして、緑色、青色~紫外領域で飛躍的な技術進歩を遂げた。
これらに蛍光体を組み合わせたLEDは、照明の領域で実用化が進んでおり、また、有機ELも効率化の技術が進んでいる。フラットパネルディスプレイ(FPD)の領域においても、LEDは液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)のバックライト光源として使われ、有機ELもその可能性が高まりつつある。
主な固体光源の種類
- LED
- レーザ
- ガスレーザ
- 固体レーザ
- 半導体レーザ
- 有機EL
- 無機EL
- 白熱電球
- タングステン電球
- ハロゲン電球