赤外電球
infrared lamp
せきがいでんきゅう
解説
赤外電球とは、フィラメントの温度を一般照明用電球より低くし、赤外放射を相対的に多くなるように設計した白熱電球のこと。
一般の白熱電球から放射されるエネルギーの大部分は赤外放射であるが、赤外電球ではフィラメントの温度を一般の白熱電球より低くして、特に近赤外部(波長1~3μm)の放射の割合を多くしている。分光温度(色温度)は、2,000~2,600Kである。
※用途には、加熱作用を利用して、工業用の各種の加熱・乾燥、複写機のトナー定着、暖房、レンジなどがある。また、加温効果により血液の循環、発汗を促進する作用があることから、農畜産用、美容・医療用などもある。
産業用途向けには、棒状の石英ガラス製のハロゲン電球、ハロゲンヒータランプが多く用いられる。
→ハロゲンヒータランプ(ハロゲンヒーターランプ)を参照。