ウシオの企業市民活動(CSR)

ウシオの企業市民活動(CSR)

企業市民活動の考え方

ウシオでは、私たちの行動指針でもある「国際社会の一員として、それぞれの地域発展に貢献する」という考えのもと地域の活動、環境への活動等、積極的に取り組んでいます。

地域活動の考え方

地域社会の一員として、地域コミュニティへの貢献は持続可能な事業活動を行うためにも欠かせない要素であると考えています。
企業理念及び行動指針に基づき、地域コミュニティへの貢献のための本業に関わりのある分野を優先に重点分野を定めました。
特に、教育、文化、安全衛生、被災地支援、地域交流を重点分野とし、様々な形で地域コミュニティへの投資を行い、持続的な発展を支援していきます。

姫路市・高砂市に抗ウイルス・除菌用紫外線照射装置「Care222® iシリーズ」を寄贈(ウシオ電機)

2021年7月、ウシオ電機播磨事業所では、事業所所在地である姫路市・高砂市に、社会貢献の一環として、自社開発製品である抗ウイルス・除菌用紫外線照射装置「Care222® iシリーズ」を寄贈しました。
各市、以下の場所に設置され、活用されています。地域社会での「安心・安全」を実現するため、今後も公共施設など多数の人が訪れる場所の衛生環境の向上に「光」で貢献していきたいと考えています。
■姫路市
姫路市役所本庁舎1階(多目的トイレ及び住民窓口センター)、姫路市立城内図書館
■高砂市
高砂市立図書館、ユーアイ帆っとセンター

寄贈された「Care222®iシリーズ」
寄贈された「Care222®iシリーズ」

医療機関などに医療用マスクなどを提供(ウシオ電機)

ウシオは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大により供給が不足していた物資を、当社事業所のある兵庫県や静岡県御殿場市を通して医療機関などに無償提供しました。提供内容は以下です。
1.医療用マスク(N95マスク) 72,000枚
NIOSH(米国労働安全衛生研究所)規格に合格したマスクで、ウイルスを含んだ飛沫の侵入を防ぐことができる高性能なマスク。医療施設などにおける日常業務での感染の可能性を最小限に抑えることが可能といわれています。
2.防護服 120着
3.保護メガネ 120個
提供した物資は全て各事業所にて備蓄していたもので、医療現場でご尽力いただいている関係者の皆さまのお役に立つことを願い、各事業所の担当者が協力して進めました。

医療機関などに医療用マスクなどを提供(ウシオ電機)

地域貢献活動 ー工業団地の清掃活動ー(ウシオ電機)

御殿場事業所のある駒門工業団地では、毎年梅雨明けに一斉清掃活動を行っています。工業団地内で操業している11社で組織された駒門工業団地企業連絡協議会主催で実施しており、ウシオ電機は毎年参加をしています。駒門工業団地内及び周辺地域を6つの担当エリアに分け、それぞれの場所でゴミ拾いを行っています。ウシオ電機からは、社員が地域貢献活動として参加しています。皆さん炎天下にもかかわらず、「炎天下でもゴミを探す目はクールです。ゴミは一つも残しません」を合言葉に実施しました。今後は、一斉清掃活動だけではなく、常日頃から自社敷地周辺の美化に取り組んでいきたいと思います。

医療機関などに医療用マスクなどを提供(ウシオ電機)

ボランティア活動 ー養護施設のこども達へ、七夕のプレゼントー (ウシオ電機)

毎年夏に開催しているウシオフェスティバルは、2021年も開催見合わせとなりました。地域の夏まつりも中止になり、養護施設のこども達に会えない状況が続いていました。地域社会、将来を担う子供たちへできることはないかと検討した結果、こども達に何か喜んでもらえるよう、7月7日の七夕に、6か所の養護施設にジュースをプレゼントしました。子供たちからは、フェスティバルに参加した際にお礼の手紙をもらうなどしていましたので、その絆を大切にしたいと思っています。またウシオフェスティバルが開催された際には、是非こども達に参加してほしいと思います。

ボランティア活動 ー養護施設のこども達へ、七夕のプレゼントー (ウシオ電機)

継続する東北復興支援活動 (ウシオ電機)

これまで、ウシオ電機では旧本社ビルでの東北復興支援マルシェを有志企業と共に行ってきましたが、ビル建て替えのため開催を継続することができなくなりました。そのため近年では、毎年3月に東北の食材を使用したメニューを社員食堂で提供することで、東日本大震災を忘れることなく、その復興を支援しています。2023年3月のメニューでは、岩手県、宮城県、福島県の米、肉、魚等の食材を提供し、好評を博しました。また、併せて東北地区のグリーン電力も継続して購入して活用しています。

継続する東北復興支援活動

社会貢献活動(Ushio Philippines, Inc.)

フィリピンでは、優秀な人材であっても経済的理由で学業を断念したり、また卒業後も雇用環境が良いとは言えず、結果として海外に出て働くケースが多く見られます。このような状況から、ウシオフィリピンでは2017年度から奨学金制度をスタート。現在までで計5名の支援を行いました。加えてフィリピンの多くの大学で必須となっているOJTの受け入れも実施しています。
あわせてダウン症の子供施設や児童虐待防止施設に対して寄付を実施、災害(台風被害・火山噴火等)が発生した際にも都度寄付を行っています。
また近隣小学校への慈善活動にも取り組み、2023年度には図書室の修繕や約30名分のスクールユニフォームを提供しています。
そのほか、環境の取り組みとして2018年、2023年にはマングローブの植林を行いました。他にも太陽光パネルの設置および街路樹植林にも取り組んでいます。
上記の取り組みを通して地域社会への貢献を行っています。

社会貢献活動(Ushio Philippines, Inc.(UPI))
社会貢献活動(Ushio Philippines, Inc.(UPI))

社会貢献活動(ウシオ蘇州)

2021年4月、ウシオ蘇州では地元の蘇州ハイテク新区の小学校、中学校、大学、修士課程の学生を対象にした「牛尾英才愛心基金」を設立しました。蘇州ハイテク新区慈善総会に寄付を行ったもので、2009年から行ってきた蘇州大学の学生対象の奨学金支援から対象が広がりました。

社会貢献活動(ウシオ蘇州)

環境への貢献

環境への貢献に向けた取り組みとして、廃棄物の削減およびリサイクル活動、事業所への太陽光パネルの設置、地域の清掃活動等を行っています。今後も環境負荷低減に向けた活動を進めていきます。

貴重な資源のリサイクル活動(播磨事業所)

ウシオ電機播磨事業所では、社内で廃棄処分対象となった古いPHSを、環境負荷低減のため、リサイクル活動に取り組む携帯電話大手キャリアの企業様に回収して頂いています。
2019年から活動をはじめ、2020年7月時点で100台を超える回収台数となりました。更に他事業所からも回収することで少しずつリサイクル活動を広げています。
携帯電話等の電子機器には、レアメタルが多く使われており、最近では、鉱山採掘よりも、リサイクル再生産が効率的であると認識されるようになってきました。
今後も機器回収、リサイクルに取り組み、鉱物資源の乏しい日本で、少しでも資源の有効活用につなげるよう活動を進めています。

ウォーターマネージメント (Christie Digital Systems U.S.A., Inc.)

Christie Digital Systems U.S.A., Inc.(以下CDS USA)のオフィスが位置するカリフォルニア州では、干ばつが深刻な問題となっており、政府から企業に対して節水をするよう厳しい規則が設けられています。
CDS USAでは、水のマネージメントプランを作成し、実行いたしました。
プランの詳細は下記の通りです。

「WeatherTrak」という自動灌漑システムを購入し、サイプレスのオフィスに導入。
この灌漑システムは気象データをワイヤレスで受信し、そのデータを元に灌漑時間を自動調整します。また、ユーザー画面では植物の種類、土壌の種類、傾斜面、スプリンクラーか点滴灌漑か、等の情報を入力できるようになっており最適な灌漑スケジュールを提供できるようになっています。
カリフォルニア在来植物を含む耐干性のある植物に変更
水の効率がよい電気器具や蛇口に変更

これらのプランを実行して再生可能な天然資源の利用の削減、及び近年のカリフォルニア州での干ばつ問題に対して水の節約に貢献することができました。また、CDS USAのあるサイプレス市が位置する南カリフォルニア地方では干ばつの状態に大きな改善が見られました。

ウォーターマネージメント

従業員によるボランティア・慈善寄付

従業員一人ひとりが、ボランティア活動などで社会と接点を持つことは、社会貢献のみならず人財育成の良い機会になります。ウシオは従業員が自発的に社会参加できる機会を数多く提供できるよう、ボランティア活動の休暇制度などを設けて支援しています。

技術支援

ウシオは、常に地域の技術発展に積極的に貢献してきました。今後も様々な社会課題を「光」で解決してまいります。

地域の技術発展に貢献 (Christie Digital Systems Canada, Inc.)

AIなどの技術革新の中心地「Silicon(シリコン) Valley(バレー) North(ノース)」として名高いカナダのキッチナーウォータールー(KW)地域に位置しているChristie Canadaは、1600社あまりの企業と3つの大学がある中で、常に地域の技術発展に積極的に貢献してきました。
2019年10月24日には、Christie Canadaのキッチナー事業所にてIEEE※1 KW部門と地元企業とともに「製品設計・コンプライアンスのヒントとコツ」という1日限りの技術イベントを開催。
当日は、①フェライト(磁性材料)設計の基礎、②ワイヤレス承認、③コンプライアンス設計、④信号品質、⑤電磁妨害シミュレーション、⑥IEEE 電磁適合性委員会(EMC-S)の特別講演など合計6つのプレゼンテーションを実施し、クリスティおよび地元のハイテク企業から40人以上の参加者が集まりました。

※1 Institute of Electrical and Electronics Engineersの略で、人類のために革新や卓越した技術の推進に従事した世界最大の技術専門団体のこと。

公益財団法人 ウシオ財団

公益財団法人 ウシオ財団は、1994年にウシオ電機創立30周年記念事業として設立されました。グローバル化が進む中で、同財団では海外留学生も含む次代の世界を担う人材の育成に寄与し、諸外国との交流と相互理解を増進することで社会に貢献しています。

2023年度は、大学院生(留学生含む)68名、高等専門学校専攻科生15名に奨学金を支給しました。これまでに支援した奨学生の数は13カ国784名を数えています。

ウシオは、公益法人ウシオ財団の趣意に賛同し、財団事業の安定と継続のために人材支援や寄付により協力しています。

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